小児矯正

顎顔面矯正治療について

顎顔面矯正治療について

当医院のお子様向けの矯正治療では、顎顔面矯正治療と呼ばれる治療法を使っています。
当院としても大切なお子様・お孫様がずっとご自身の歯で健康に過ごすために おすすめできる治療方法としています。
顎顔面矯正治療によって、お子様の内に歯並び、かみ合わせが悪くなる予防を行っておくことで、未来の歯の病気予防に繋がります。

顎顔面矯正治療の目的

顎顔面矯正治療は、あごの骨を広げて大きくし、永久歯がきれいに並ぶ土台(スペース)を整えて、発育を促すことが目的です。
あごがまだ発育途中にある子どもの時期に行うことで、歯並びだけでなく骨格を整えて、不正咬合にならない事が期待できます。

顎顔面矯正治療を行うべき理由

便利な世の中になっていき、人間が体(筋肉)を使わなくなった結果、不正咬合の方が増えている現状です。
特にお子さんの歯並びが悪く、不正咬合のお子様も増えてきました。

体は骨で支えているのではなく、筋が支えています。筋は鍛えることで成長するのですが、使わないと事には筋が成長しません。
便利な世の中の今、悪い姿勢、口元が緩んで開きっぱなし、しっかりと噛まない、歩かない、猫背など…
筋がゆるんだままの生活は筋肉が成長する機会がありません。

筋の周りの骨も成長不良に繋がり、あごの骨がが小さいまま成長することになります。
しかし、食べ物の栄養は足りているので、歯の大きさは大きくなっていきます。
その為、歯とあごのバランスがどんどん悪くなってしまうのです。
(100年前の方と比べて、歯1本あたりのサイズは0.2mm程大きくなっています。)

この事から不正咬合が改善されることが無ければ、将来的な健康被害を受ける方が増加すると当院は考えております。

あごの成長不良と頭・体の病気との関連について

あごの成長不良、不正咬合だけでなく、口呼吸、舌の位置が定まらない、顎関節症等の原因にもなります。
体の以下の部位にも影響する恐れがあります。

  • のどへの影響・・・アレルギー、アトピー、 口呼吸
  • いびき、顎関節症、アデノイド肥大
  • おねしょ 頸椎の癒合、ストレートネック
  • 鼻への影響・・・アレルギー、慢性鼻炎 副鼻腔炎
  • 首への影響・・・首凝り、顎関節症、頸椎癒合
  • 耳への影響・・・中耳炎、内耳炎、 耳鳴り
  • 脳への影響・・・ADHD、多動、イライラ、集中力欠如
  • 目への影響・・・視力の低下、目の下にクマができる
  • 歯への影響・・・歯並びが悪くなる
  • 肺への影響・・・漏斗胸

歯・あごが悪いままだと将来健康で苦労する可能性があります。

対応できる年齢について

対応できる年齢について

顎顔面矯正治療は5歳~11歳のお子様を対象した治療になります。あごの骨がやわらかく、動かしやすい時期に出来る治療です。一般的に1期矯正と呼ばれるものになります。
12歳以降になると、永久歯が生えそろうので、その場合はワイヤーを使った矯正治療を行います。
年齢が進むと、あごの大きさを変えることが出来ないので、抜歯を伴う矯正治療を行う場合もあります。こちらは一般的に2期矯正と呼ばれるものになります。

1期矯正治療の対象年齢とタイミングについて

反対咬合のお子様ですと5歳から、それ以外のお子様ですと6歳か7歳からを推奨しています。

歯の大きさが大きいほど難しく、あごの大きさが小さいほど難しくなる複雑な治療です。

右に行くほど、症状は重度・難症となります。
難症となるお子さんほど、治療は早い方がよいものとなります。
ガタガタ>出っ歯>反対咬合、開口

  • 状況によって、6歳で歯の治療ができないお子様は7歳からになります。
  • 女の子のほうが成長が1~2年早いので、6歳から始めるのを推奨しています。
  • 開始時期がおそいほど成長が遅れているので、2期矯正の必要性が高まる
    (9歳を超えると2期矯正が必要な場合が高いです。)
  • 反対咬合は7歳までに始めないと、反対咬合が治らず、外科手術が必要になる場合もあります。

1期矯正治療のメリット・デメリット

メリット

  • 早期に始められるので悪化を予防対策になります。
  • 健全な成長を促進できます。
  • 1期矯正治療のみで終了できる場合がある。
  • 鼻詰まりの改善、姿勢が良くなる、病気になりにくくなる等々

デメリット

  • 治療期間が長いケースがあります。
  • 筋肉の成長でかみ合わせが決まるので筋肉が弱い、トレーニングが難しいお子さんは2期矯正治療が必要な場合がある

治療の流れについて

顎顔面矯正治療の流れについては、以下のリンク先にてご覧ください。
実例のお写真と共に、ご確認いただけます。

費用・治療期間について

顎顔面矯正治療+2期治療をした場合

1期治療 5歳~9歳頃

資料取り代 ¥33,000
装置代 ¥385,000
毎月の調整料 ¥5,500

計418,000円+毎月の調整料5,500円 治療期間永久歯に生え変わるまで(11歳頃まで)
そこから2期矯正をするかどうか相談になります

  • 1期治療 2期治療=約40%
  • 1期治療のみ= 60%

1期治療の開始時期が9歳を過ぎたお子様は、追加装置が必要になります。
MSE急速拡大装置 55,000円

期間

  • 治療期間…約2年
  • 経過観察期間…約4年

(装置が入っていない期間は、保険の虫歯予防処置になるので保険治療になります)
期間はかかりますが、生涯使う大切な歯、あごを育成できるとても良い治療法です。

2期治療 12歳~14歳 永久歯が生えそろってから

資料取り ¥22,000
診断料 ¥55,000
装置代 ¥385,000
毎月の調整料 ¥5,500

計462,000円 + 毎月の調整料5500円

顎顔面矯正治療 + 2期矯正治療の合計980,000円 + 毎月の調整料5,500円
デンタルローン(3.9%)クレジットカード 分割支払いあり(3回まで)

期間

  • 治療期間…約3年

歯並びがきれいになりやすいです。
歯の状況よっては永久歯の抜歯が必要な場合があります。
成長期を放置することで悪化し、治療が複雑化する可能性があります。

  • 顎顔面矯正治療はあごの治療を通して成長を促し、様々な病気を予防することが目的です。
  • 顎顔面矯正治療であごの成長を促進することで、仮に2期矯正治療になった時も永久歯の抜歯を防ぐ可能性が高まります。
  • 筋肉の発達など成長にも個人差がある為、1期治療で完了することを保証するものではありません。
  • しっかりと筋力が付けば歯並びは良くなりますが、筋力が付かない場合は歯並びが少し悪いまま残る場合もあります。
  • 永久歯が生えそろった12歳頃に、親御さんやご本人のご希望がであれば、2期矯正治療に移ります。

2期治療矯正のみの場合

資料取り ¥22,000
診断料 ¥55,000
装置代 ¥803,000
毎月の調整料 ¥5,500

計880,000円+調整料5,500円
スペース不足の場合抜歯が必要になります
4本抜歯の費用: 35,200円
合計91,5200円+調整料5,500円

オプション

目立たない白いホワイトワイヤー ¥16,5000
ブラケットを付けないマウスピース矯正 ¥880,000
インプラントアンカー ¥22,000

※矯正の期間の短縮、歯が動きにくい難症例に

別途料金表

小児調整料金 ¥5,500
バイオネーター 診断料 ¥55,000
バイオネーター 装置代 ¥165,000
バイオネーター 再製代 ¥110,000
プレオルソ ¥33,000
小児矯正資料取り ¥33,000
小児矯正装置代 ¥385,000
小児矯正MSE ¥55,000