Q.水分ほきゅうにおいて、身体にいちばん吸収されやすい飲み物は?
A.日常的な水分補給は普段の食事や水、お茶などで十分ですが、脱水時には、水、塩分、糖質をバランスよく含む「経口補水液」がオススメです。
私たちの身体は、多くの水分と塩分(電解質)が混ざった液体からできています。体液の主な役割は、①必要な栄養素と酸素を身体中に運ぶ、②不要になった老廃物を体外に運び出す、③体温を調整する、の3つです。液体は、身体に入ってくる水分(代謝水、食べ物の水分、飲料水)と身体から出ていく水分(尿、便、汗、不感蒸泄)が入れ替わりながら、その量を一定に調節し、維持しています。
したがって、脱水症は、食事や飲料の供給不足の場合と発汗や下痢・嘔吐などの喪失過剰のばあいに起こります。高齢者は、食欲低下や病気療養で徐々に塩分より水分が多く失われる慢性型、小児は胃腸炎や熱中症で急激に水よりも塩分が多く失われる急性型の脱水になりやすい傾向にあります。なお、体液量は、年齢により体重に占める割合が異なり、胎児は体重の90%.小児70%.成人60%.高齢者50%と加齢とともに減少するので、日常的な食事の摂取やアルコール以外の水、お茶などの水分補給が重要になってくるわけです。
その際、人の生命を維持するには、電解質(ナトリウムイオン、アルカリイオン、カルシウムイオンなど)も必要不可欠てます。電解質は、細胞外液中や骨・筋肉などの細胞内液中にも存在し、脱水時には水とともに失われるため、生命は危機的な状況になります。ですので、脱水時などの緊急を要する場合は、水と塩分、炭水化物(ブドウ糖)をバランスよく含む「経口補水液」をいち早く摂取する事が重要てます。
経口補水液は市販されており、小腸から素早く吸収され、吸収後も体の中に残って体液となり、脱水症をいち早く改善します。脱水が改善されれば、飲み続ける必要はありません。
※糖尿病や肝臓病などの疾患のある方は、「経口補水液」を飲み続けることでその病気を悪化させる場合もあるため、主治医の指示を仰ぐなど注意が必要です。
「経口補水液」を自分で作る!
材料: 水: 1L
砂糖: 20〜30g (ブドウ糖: 10〜20gだとベスト)
塩: 3g
作り方: ①計量を正しく行う ②清潔な容器に入れる ③3つの材料を溶かして完成。
お盆を過ぎると暑さ和らぐ…と言いますが、まだ暑い日が続か可能性もありますので、熱中症にならないように日頃こまめな水分補給が大事ですね!
熱中症予防にスポーツドリンクを飲む方もいますが、「経口補水液」にも砂糖が含まれています。スポーツドリンクにはそれ以上に砂糖が多く含まれています。虫歯になるリスクも増えるので、それを踏まえて健康な生活を過ごしましょう!
高松市春日町 たかまつファミリー歯科医院 受付の佐々木でした。
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